
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
空き地で水浴びする人々
作品情報
ストーリー
ボストン美術館は1870年に設立され、アメリカ独立百周年にあたる1876年7月4日、コプリー・スクエアに最初の建物を開いた。そのとき、この絵はすでに美術館のものだった。ボストンのジェームズ・デイヴィスが、開館の半年前の1月に寄贈していたのである。ここまでの道のりは速かった。コローは1875年2月に亡くなり、アトリエに残された絵は5月にパリで競売にかけられ、それから八か月もたたないうちに、この一枚はボストンにあった。裏面の印には、パリで画商、修復家、額縁職人として働いたアレクシ=ウジェーヌ・デトリモンの名がある。ただし彼が売買にどう関わったのか、美術館にもわかっていない。制作はコローの晩年、1870年から1875年頃とされる。明るい白樺と大きな黒い幹が灰色の空を縁取り、中ほどには池が開け、左下の茂みでは水浴する女性たちが水辺に座ったり立ったりしている。




