
James Ensor · CC0
海水浴小屋
作品情報
ストーリー
1876年の夏、アンソールは16歳で、週に一度か二度、午前か午後にオステンドの浜へ出て絵を描いていた。その一年で小さな習作を40点ほど仕上げている。これはその一枚で、桃色の厚紙に油彩、縦18センチ、横23センチほど。裏には日付と時刻が書きつけてある。1876年7月29日、日曜、午後。それに更衣小屋二棟の番号。ただしその年の7月29日は土曜日だった。描かれているのは、馬が水際まで引いていって、なかで着替えたまま海へ下りられるようにした車輪つきの小屋である。絵具には砂粒が混じったまま固まっている。




