
戦闘場面
作品情報
ストーリー
幅はおよそ2.5メートル。ハールレムの馬の画家フィリップス・ワウウェルマンが手がけたなかで、最も大きな絵である。ふだんの彼は、収集家の小部屋に飾るための小さな画面を描くことが多かった。制作は1655年から1660年ごろ。1648年のミュンスター条約で80年にわたるスペインとの戦争が終わり、オランダ共和国はすでに十年ほど平和のなかにあった。それでも戦闘の絵は売れ続けた。馬と騎兵と歩兵が固く絡み合い、一つひとつの戦いを目で追うことはできない。美術館も特定の合戦の名は挙げていない。ただ一人、白馬にまたがる赤い上着の騎手だけが際立っている。1764年、総督ウィレム5世がハーグのベンジャミン・ダ・コスタからこの絵を買い取った。彼が所有したワウウェルマンの作品は全部で九点、その九点がいまはすべてマウリッツハイス美術館にある。




