
川岸の騎兵戦
作品情報
ストーリー
1798年12月、フランスはサルデーニャ王カルロ・エマヌエーレ4世に本土の領国を手放させ、宮廷はトリノを去りました。翌年、王宮の絵画がパリへ送られ、この騎兵戦の絵もそのなかに含まれていました。ナポレオン時代をルーヴルで過ごし、トリノに戻ったのはナポレオン失脚の後のことです。ワウウェルマンがこれを描いたのは1650年から1655年頃で、いま33室の近くに掛かる「橋のほとりの騎兵戦」より10年以上前の作品です。そのため同じ主題の初期作と晩年作が同じ部屋に並んでいることになります。川岸で騎兵たちがぶつかり合い、空は硝煙に覆われていますが、特定の戦いを描いたものではありません。当時ワウウェルマンは30代で、生涯を通じて仕事の拠点としたハールレムで制作していました。




