
大ヤコブの斬首(プレデッラ)
作品情報
ストーリー
聖ヤコブがひざまずいて祈り、その背後で処刑人が剣を振り上げている。大ヤコブは使徒のなかで最初に信仰のために命を落とした人で、44年にエルサレムでヘロデ・アグリッパ王の命により処刑された。ピストイアでは彼はほかの多くの聖人よりも重んじられていた。この町の守護聖人だからである。
この小さな場面は、もとは長さおよそ221センチの一枚の板の一部で、そこにプレデッラの五つの物語がすべて並んでいた。板が切り分けられたのち、四つの場面がピストイアのサン・デジデーリオの建物から見つかった。かつての修道院で、のちに工場に変えられた建物である。四枚は1899年にピストイアの展覧会に出品され、その後ニューヨークの銀行家フェリックス・ウォーバーグのコレクションに入り、1937年に彼と妻がアート・ファンドを通じてナショナル・ギャラリーに寄贈した。


