
ベルリオーズの家
作品情報
ストーリー
署名の下に記された日付は1914年9月13日。その直前、パリの東で戦われたマルヌの戦いが終わり、ドイツ軍は後退していた。右側の小さな三色旗はおそらくこの頃に描き加えられたと美術館は考えており、板そのものは1911年か1912年に描き始められていた可能性がある。家はモンマルトルのサン=ヴァンサン通りとモン=スニ通りの角に建っていた。作曲家エクトル・ベルリオーズが1834年から1837年まで妻と暮らし、1911年には画家ジョルジュ・ブラックがここにアトリエを構えた。ユトリロは二つの壁面を、まるで別々の位置から眺めたように同時に描き、建物を黒く縁取られた白い形にまで削ぎ落としている。この家は大戦中に取り壊され、跡地には集合住宅が建った。




