ベルノーの家

ベルノーの家


作品情報

アーティスト
モーリス・ユトリロ
制作年
1924
技法
カンヴァスに油彩
寸法
100 × 146 cm

ストーリー

署名に添えられた日付は1924年2月。このときユトリロはモンマルトルから遠く離れたフランス東部のアン県で暮らしており、モン=スニ通りのこの一角を絵葉書と記憶をもとに組み立てた。大きな赤い文字で名前が書かれた建物がベルノの家で、右手にはサクレ=クール寺院の白い鐘楼がそびえる。通行人たちはこちらに背を向けて坂を下っていく。そのなかに一人だけ画家がいて、やはり後ろ姿のまま、パレットを手に画架の前に立っている。まわりの女性たちは長いスカートに重そうなブーツ姿で、体つきはふくらんだように誇張されている。太い黒の線が建物の輪郭を引き締め、服の鮮やかな色と対照をなす。美術館は、同じ時期に描かれ、やはりオランジュリーが所蔵する《旗のある役場》の人物たちとの近さを指摘している。

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