
Francisco Goya · PD
ベルナルダ・タビラ
作品情報
ストーリー
1787年ごろ、ゴヤはベルナルダ・タビラを描いた。1727年にアンダルシアのアンテケラで生まれた彼女は、このとき息子アントニオ・アダン・デ・ヤルサの結婚を控えていた。マドリードで国王付きの画家を務めていたゴヤが、アダン・デ・ヤルサ家のために手がけた三点の肖像のうちの一点である。正面を向いて座る姿で、紫の繻子のドレスに青の縁取り、白粉をつけた鬘は灰青色を帯び、黒いビロードのリボンにダイヤの首飾りが下がる。その後およそ150年、絵は美術館とは無縁のまま、ビスケー湾に臨むスビエタの一族の館に留まった。1936年、戦火が及ぶ。バスク政府が収集品を運び出し、翌年この肖像は国境を越えてフランスへ渡り、個人の手にとどまった。のちにスペインへ戻り、修復されて、ビルバオで公開された。




