
Frans Snyders · PD
鳥の合奏
作品情報
ストーリー
1779年、ノーフォークの屋敷ホートン・ホールから181点の絵画が箱に詰められ、ロシアへ運び出された。屋敷を建てたウォルポール家が借金を抱え、一族が収集品ごとエカチェリーナ2世に売り渡したのである。イギリスでは反発が起き、議会が国のために買い上げるべきだという声も出たが、実現しなかった。ロンドンに国立美術館ができるのは、それから45年後になる。
この鳥の絵も、その箱のなかにあった。ホートンでは朝食室の戸口の上を飾る装飾画として掛かっていたものである。主題はイソップの寓話で、開いた楽譜を前にした梟が、枯れ枝の上から鳥たちの合唱を仕切っている。孔雀、鷺、鸚鵡、鳩、啄木鳥。スナイデルスはこの趣向で評判をとり、似た構図を何度も描き直した。




