
Frans Snyders · PD
猪狩り
作品情報
ストーリー
1837年、スペインの王位をめぐる内戦のさなか、幼い女王イサベル2世の政府は、王族の一員でありながら敵方の王位請求者ドン・カルロスについたセバスティアン・ガブリエル王子の財産を没収しました。彼の絵はマドリードの元修道院に置かれた国立のトリニダード美術館に運ばれ、一般に公開されます。長さ5メートルを超えるこの猪狩りの絵も、その中にありました。のちに王子がイサベルを女王と認めると、絵は彼のもとに戻されました。
息子のドゥルカル公は1889年、そのコレクションをニューヨークの競売に出しました。ボストンの収集家ジョン・テンプルマン・クーリッジがこの画布を買い、同じ年に美術館に貸し出し、1917年に寄贈しています。
スネイデルスがこれを描いたのは1625年から1630年頃のアントウェルペンです。場面を動かしているのは犬たちで、美術館によれば、彼の猟犬はしばしば実在の個々の犬をもとに描かれました。右端の一頭が保護用の布をまとっているのは、飼い主がとりわけ大切にしていたからかもしれません。




