
Camille Pissarro · PD
ポントワーズのキャベツ畑
作品情報
ストーリー
手前にはキャベツの畝が並び、その中に女性が一人立ち、奥ではもう一人が作物の上にかがみ込んでいる。左の果樹はすでに葉を落とし、丘の斜面の大きな木々は色づき始めている。ピサロは1873年の秋、ポントワーズの自宅から歩いて数分の、ル・シューと呼ばれる一帯の平らな畑でこの絵を描いた。マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館は、本作を翌年春にパリで開かれた第1回印象派展の出品作と見なしている。その展覧会評で批評家ジュール・カスタニャリは、画家たちにおおむね好意的でありながら、ピサロが菜園ばかりを好むのは嘆かわしく、キャベツであれ台所の野菜であれためらわずに描くと書いた。画面右下には、署名と並んで1873という年記が見える。




