
Giorgione · PD
カステルフランコの聖母
作品情報
ストーリー
イタリア北部の町カステルフランコは、寡作で謎めいた画家ジョルジョーネの故郷です。その大聖堂に、彼が残したただ一つの祭壇画があります。高く据えられた玉座に幼子を抱く聖母、その足もとには聖フランチェスコと、甲冑をまとった聖人が静かに立っています。この絵を注文したのは、傭兵隊長トゥツィオ・コスタンツォ。1504年に世を去った息子マッテオをしのぶためでした。マッテオはロドス島の騎士団に属しており、絵のなかの旗にその名残がうかがえます。祭壇画は今も、すぐ下に眠る息子の墓を見守るように、生まれ故郷の聖堂に掛かっています。




