
Giorgione · PD
三人の哲学者
作品情報
ストーリー
ヴェネツィアのジョルジョーネが1500年代の終わりごろに描いた、意味の定まらない一枚だ。岩場の洞窟のかたわらに、三人の男が立つ。若者は地面に腰を下ろして定規と紙を手に何かを測り、壮年と老人は書物や器具を持って語らう。三人が誰なのかは今も議論が続く。人生の三つの年代、東方の三博士、あるいは異なる時代の哲学者たちとも読まれてきた。ジョルジョーネは絵を仕上げる前に亡くなり、弟子筋にあたるセバスティアーノ・デル・ピオンボが手を加えたとも言われる。エックス線調査では、当初描かれていた顔や背景が塗り変えられた跡が見つかっている。左手の洞窟の奥の暗がりに、若者はじっと目を凝らしている。




