嵐

Giorgione · PD


作品情報

アーティスト
ジョルジョーネ
制作年
1506
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
82 × 73 cm

ストーリー

この絵が何を描いているのか、500年ものあいだ、誰も決着をつけられずにいます。右手前には、白い布を肩にかけただけの裸の女が、幼子に乳をふくませています。左には、杖のような棒を持った若い男が立ち、母子のほうをじっと見ています。二人が誰で、どんな物語なのか、聖書の「エジプトへの逃避」だ、いや古代の牧歌だと、解釈は今も分かれたままです。はっきりしているのは、二人の背後で街に嵐が迫り、稲妻が空を裂いていることです。ジョルジョーネは1500年代の初め、下絵も引かずに、直接カンヴァスへ筆を進めました。人物よりも、この不穏な天気そのものが主役になった、ごく早い時期の絵の一枚です。稲妻の白い光が、灰色の雲を一瞬だけ切り開いています。

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