
Francisco Goya · PD
スペイン国王カルロス3世
作品情報
ストーリー
この絵がゴヤの真筆かどうか、美術館は長いあいだ決めかねていました。1847年に王室コレクションから入り、1889年の目録にはまだ模作として載っています。注文の経緯も、最初に掛かっていた場所も記録がなく、同じ構図はフェルナン・ヌーニェス公爵家のものをはじめ、いくつも伝わっています。現在のプラドの記載はゴヤ自身の作です。描かれているのは1786年ごろ、王家の狩場に立つ狩装束のカルロス3世。野外用の服の上に金羊毛騎士団の飾りと三つの勲章の綬を着け、足もとでは犬が眠っています。首輪には省略形の短い銘があり、この犬の主が国王であることを示します。カルロス3世はこの姿で画家の前に立ってからまもなく、1788年12月14日にマドリードで亡くなりました。




