
Giovanni Paolo Panini · PD
サン・ピエトロ大聖堂を訪れるブルボンのカルロ
作品情報
ストーリー
1746年、若きナポリ王ブルボン家のカルロは、教皇ベネディクトゥス14世に会うためローマを公式訪問した。数年前に二つの王家が和解して以来の友であった。カルロはこの旅を記録するため一対の絵を注文し、その仕事をジョヴァンニ・パオロ・パニーニに託した。サン・ピエトロ大聖堂の内部を誰よりも正確に描ける人物である。パニーニは王の一行を身廊のはるか奥に配し、小さな人影は巨大な柱と天井の金の格間にほとんど呑み込まれている。王を見分ける手がかりは、その周りに集まったわずかな人だかりだけだ。この広大な内部の大理石と光に、パニーニは訪問そのものに劣らぬ手間をかけた。
