
Francisco Goya, Children with a Cart, 1779. Wikimedia Commons. · PD
荷車と子供たち
作品情報
ストーリー
1779年、ゴヤがこの作品を構想したのは、額に入れる絵としてではなく、王立タペストリー工房の織り手が羊毛で写すための実物大の下絵、つまりカルトンとしてでした。エル・パルド宮殿の王子の居室で、扉の上に掛けられることになっていました。四人の子どもが小さな荷車を引いて遊び、一人は太鼓をたたいています。若いゴヤが何十点も注文された、明るい日常の場面です。タペストリーが織り上がると、こうした下絵はただ巻かれてしまい込まれ、この一枚も何世代も経ってようやく再び姿を現しました。近年の来歴はさらに奇妙です。2006年、ニューヨークの展覧会へ運ばれる途中、ペンシルヴェニアで停めてあったトラックから盗まれ、三週間後にニュージャージーの地下室で見つかりました。




