オリーブ山のキリスト

オリーブ山のキリスト


作品情報

制作年
1475
技法
モミ材板に彩色
寸法
86.5 × 91.2 cm

ストーリー

この板の厚さは、わずか四ミリしかありません。もとは祭壇の翼の外側の面でしたが、のちに板が厚みの方向に挽き割られ、表と裏の絵が切り離されました。内側の面、つまり若い聖ウィトゥスが自分を誘惑するために送られた娘たちに背を向ける場面も、同じくベルヴェデーレにあります。翼のついた祭壇はふだんの日には閉じられているのが普通だったので、信徒が一年の大半に目にしていたのはこちら側でした。描かれているのは、キリストが捕らえられる夜です。園でひざまずいて祈るキリストの長い衣が、草の上に広がっています。その前には高い岩がそびえ、岩の上を巻物を持った小さな天使が飛んできます。下では三人の弟子が折り重なるように眠り込んでいます。先の尖った板塀の向こうでは、道がゴシックの尖塔の並ぶ町へと上っていき、丘の稜線の向こうには、もう兜と槍がのぞいています。

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