
クリストフ・バウムガルトナー
作品情報
ストーリー
1543年、アウクスブルクのバウムガルトナー家は上り調子にあった。その五年前、この商人一族は町の門閥に迎えられ、1543年には皇帝カール五世が一族の一つの家系を帝国男爵に叙した。美術館は、この肖像がその折に描かれたのかもしれないと見ている。小さな紙片のラテン語は、描かれた人物をゼーバルトの息子クリストフ・バウムガルトナー、29歳と記し、紋章の上には1543年の年紀がある。黒い胴着の下からは赤い絹の袖がのぞき、背後の窓の向こうには遠い山並みが広がる。この窓の趣向はネーデルラントの肖像画から借りたものだ。クリストフは1586年まで生き、町の公職を何度も務めた。
