
教会の内部
作品情報
ストーリー
この小さな教会内部の絵は、ハーグに来る前、ロンドンのホワイトホール宮殿、ジェームズ2世の大書斎に掛けられていました。1688年にジェームズが逃れると、甥で娘婿のオラニエ公ウィレムがウィリアム3世として王位につき、1700年ごろこの絵をほかの王室の絵とともにネーデルラント連邦共和国の狩猟の館ヘット・ローへ送りました。ウィリアムの死後、1702年にイングランド王室が返還を求めましたが、絵はヘット・ローにとどまり、裏面にはいまもオランダでの後継者ヨハン・ウィレム・フリーゾの封蝋が残っています。1712年の目録は、これを単に「ネーフスの小さな神殿」と呼んでいます。
どのネーフスなのかは、いまも決着していません。ハーグのウィレム5世ギャラリーで展示しているマウリッツハイス美術館はピーテル・ネーフス(子)の作としています。所蔵者で1977年から貸し出しているアムステルダム国立美術館は、2022年の目録で、父ピーテル・ネーフス(父)の1655年から1660年ごろの晩年作としました。教会は架空のもので、身廊のずっと奥ではミサが行われています。
