
Wassily Kandinsky · PD
色のついた棒
作品情報
ストーリー
1928年4月4日、デッサウのフリードリヒ劇場でムソルグスキーの『展覧会の絵』が上演された。舞台に人物はほとんど出てこない。カンディンスキーが設計した色の形が音楽に合わせて動き、照明が刻々と変わる。バウハウスで教えていた彼が、他人の書いた楽譜に付き合った唯一の仕事だった。『色彩のある棒』はその同じ年に描かれている。板紙にテンペラ、縦43センチ、横33センチ。展示室では見落としそうなほど小さい。1930年の7月、ニューヨークの実業家ソロモン・グッゲンハイムが助言者ヒラ・レーバイとともにデッサウを訪ね、カンディンスキー本人から『コンポジションVIII』を買った。そこから始まった収集が、いまグッゲンハイム美術館の150点ほどのカンディンスキーになっている。




