
Joaquín Sorolla · CC-BY-SA-4.0
アッシジの農婦
作品情報
ストーリー
1888年、ホアキン・ソローリャは奨学金を得てイタリアに滞在する若いバレンシアの画家でした。ローマを離れて丘の町アッシジに移り、土地の人々のなかで制作していました。これはそこで描いた農婦の一人で、赤いひなげしの咲く畑に立ち、赤い布を襟足で結んでいます。彼は25歳、その年に故郷スペインでクロティルデと結婚したばかりでした。草や花に見えるゆるやかで素早い筆づかいには、のちに野外の画家となる姿がすでに芽生えています。彼を有名にするバレンシアの陽光あふれる浜辺は、まだ何年も先のことです。ここにいるのは、目の前の田園を写す、異国の一留学生にすぎません。




