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画架の前のコロー
作品情報
ストーリー
1825年の秋、コローはローマへ発つ。この自画像はその直前に描かれたもので、画架の前に脚を組んで座り、パレットと筆を持った姿である。
絵を職業にできたのは、その三年ほど前のことだった。父は羅紗商で、息子を布地の商売に就けていた。1821年に姉が亡くなり、その相続の分から年1500フランの仕送りが出ることになって、ようやく絵の道が許される。このとき29歳、画家としては遅い出発だった。
支持体は紙で、あとからカンヴァスに貼られている。縦は32センチほどの小さな絵だ。ローマに着いたのは同じ年の12月で、そこからの三年で彼は、戸外に出てその場で仕上げる小さな油彩を身につけることになる。




