
Jan Brueghel the Elder · CC-BY-SA-4.0
田園の生活
作品情報
ストーリー
この広々としたフランドルの田園風景は、一人ではなく二人の手から生まれた。高い地平線と遠くへ消えていく光をもつ風景そのものは、広大な眺めを得意とするヨース・デ・モンペルが描いた。そこに散らばる小さな人物たち、さまざまな仕事にいそしむ農民たちを加えたのは、筆の細やかさから「ビロードの」と呼ばれたヤン・ブリューゲル(父)である。1620年ごろのアントウェルペンでは、こうした専門家どうしの分業はごく普通だった。一人が世界を築き、もう一人がそこに人を住まわせる。近づいて見るとよい。見どころはすべて細部にあり、耕し、運び、歩く一人ひとりの農民が、果てのない風景のなかに点々と散らばっている。




