
Gleb Simonov · PD
動物の創造
作品情報
ストーリー
ティントレットは1550年ごろ、ヴェネツィアの信心会サンティッシマ・トリニタ会のために、《創世記》の冒頭を主題とする小さな連作の一枚としてこれを描いた。世界が生きものであふれる、その瞬間である。神は翻る衣に包まれて画面を横切り、放たれた矢のように駆け抜け、その後ろから獣も魚も鳥もいっせいに同じ方向へと流れ出す。まるで天地創造が全速力で進んでいるかのようだ。この勢いと鋭い対角線は、絵を動かすことを好んだ若きティントレットらしさそのものだ。連作はやがてばらばらに散り、いまはそのうち三点がヴェネツィアのアカデミア美術館に再びそろい、四点目はフィレンツェにある。




