ウルカヌスに見つかったヴィーナスとマルス

Jacopo Tintoretto · PD

ウルカヌスに見つかったヴィーナスとマルス


作品情報

制作年
1555
技法
カンバスに油彩
種類
絵画
寸法
135 × 198 cm

ストーリー

古代神話では、美の女神ヴィーナスは鍛冶の神ヴァルカンの妻でありながら、軍神マルスと通じていました。ティントレットはその不倫の場面を、まるで当時のヴェネツィアの家庭のひとこまのように描いています。ヴァルカンが寝室で妻の様子をうかがう一方、間男のマルスはあわてて机の下に隠れ、小さな犬がそれに気づいて吠えたてています。壁の鏡には室内が映り込み、奥ではクピドが揺りかごで眠りこけています。神々の物語でありながら、張りつめた気配よりもどこか滑稽な空気がただよっています。床のタイルは急な遠近法で奥へ走り、狭い寝室を、まるで舞台のように奥深く見せています。

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