
Giovanni Bellini · CC-BY-4.0
磔刑
作品情報
ストーリー
ベッリーニがこの小さな板絵を描いたのは1455年ごろ、まだ二十歳を少し過ぎたばかりで、二人の年長者の影のもとで働いていた。父ヤコポと、義兄にあたるアンドレア・マンテーニャである。その硬く彫刻のような手法は、くっきりした岩や、青白く張りつめたキリストの体に感じ取れる。これは初期の作で、板にテンペラ、大きな本ほどの大きさしかない。十字架は広い風景と深い青空を背に立ち、雲のあいだで小さな天使たちが泣き、下には聖母マリアと聖ヨハネが立つ。板絵はもともとヴェネツィアのサン・サルヴァドール教会のために作られた。ベッリーニはこののち60年にわたって描き続け、ジョルジョーネとティツィアーノを育てることになる。




