
Jacopo Tintoretto · PD
磔刑
作品情報
ストーリー
ティントレットがこの巨大な《磔刑》を描いたのは1565年、ヴェネツィアの信徒会館スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコの壁一面を任された最初期の仕事でした。横幅12メートルを超える画面の中央に十字架のキリストがそびえ、その足もとには馬に乗る兵士や梯子を上る人夫、嘆く人々が渦を巻くように群がります。ティントレットは処刑を一枚の大群衆劇として構成し、見る者をその只中に引き入れます。彼はこの会館の装飾に二十年以上をかけ、無数の場面で内部を覆い尽くしました。この《磔刑》は今もその同じ壁に掛けられ、描かれた当初の空間のまま見ることができます。




