
Jacopo Tintoretto · PD
ダナエ
作品情報
ストーリー
古い神話がある。ダナエは父によって部屋に閉じ込められるが、ゼウスは黄金の雨となって彼女のもとへ降りそそぐ。1570年ごろ、ティントレットはこの場面をヴェネツィアで描き、舞台をヴェネツィアの高級娼婦の寝室へと移した。ダナエは裸で寝台に横たわり、降ってくる金貨を見上げている。ほんとうに雄弁なのは画面の端だ。侍女がかたわらにひざまずき、前掛けで金貨をせっせと受け止めている。ティントレットの手にかかると神々しい光は現金に変わり、この逢瀬はどこか取り引きの匂いを帯びる。リヨン美術館は1811年にこの絵を収めた。




