
Carlo Crivelli · PD
デミドフ祭壇画
作品情報
ストーリー
この祭壇画の名は、画家の名でも、それが作られた教会の名でもなく、19世紀ロシアの収集家の名にちなむ。カルロ・クリヴェッリは1476年、イタリア・マルケ州の町アスコリ・ピチェーノにあるサン・ドメニコ聖堂の主祭壇のために、板の上にテンペラと金でこれを描いた。四百年ののち、アナトール・デミドフ公は、クリヴェッリの二つの祭壇画から板を集め、フィレンツェ近郊のサン・ドナート荘の礼拝堂のために、三段の大きな額に組み上げた。今に残る呼び名はここから来ている。ロンドンのナショナル・ギャラリーが1868年に購入した。中央には金地を背に、幼子を抱く聖母が玉座に座り、その周りに聖人たちがそれぞれの板の上に立つ。1961年、美術館はそのうち四人の像を切り離した。実は、それらはもう一つの祭壇画から来たものだった。




