
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
ドン・キホーテ
作品情報
ストーリー
この絵がオハイオ州シンシナティの美術館に入ったのは1919年で、それ以来ずっとそこにある。描かれたのはフランスの1860年代後半。コローは70代に入っており、1867年にレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受けたばかりだった。画商たちはアトリエから出るものを片端から引き取っていた。
題はドン・キホーテだが、騎士とサンチョは画面左の尾根の上に小さく二人いるだけで、高さ2メートル近い画面のほとんどは、傾いた一本の木とその下の岩が占めている。コローが文学作品を主題にすることはほとんどなかった。セルバンテスの小説のほうは、1863年に出たギュスターヴ・ドレの挿絵入り版以来、フランスでは誰もが絵として知っている物語になっていた。
画家の死後に作品目録を編んだアルフレッド・ロボーは、この一点を「ドン・キホーテとサンチョ」の題で1645番に登録している。




