
John Singer Sargent · PD
モスクの扉
作品情報
ストーリー
サージェントは顔を描いて生計を立てていた画家ですが、ここでは顔がひとつも見えない群衆を描いています。モスクの扉の前の石畳の中庭を横切る女性たちは、白いベールで顔を覆い、茶色や灰色の長い外套に身を包んでいます。当時のトルコの町の女性が外出するときの装いです。サージェントは彼女たちを幅の広い筆で、暗い戸口へ向かい、またそこから離れていく白と茶色の色斑として置いています。美術館はこの絵を1891年ごろの作としています。ボストンの図書館の壁画のための旅で、彼がエジプト、ギリシャ、トルコを回った年ですが、どのモスクかは記していません。画面の幅は80センチほどです。扉の上には、金を差した暗い色の銘文の帯が走っています。




