素描

素描


作品情報

アーティスト
ジュール・パスキン

ストーリー

パスキンは若いころ、ミュンヘンの風刺雑誌の漫画家として、素早く容赦なく描くことを覚えた。その速く鋭い線は生涯離れなかった。好んで描いたのは女で、半ば衣をまとうか裸のまま、こちらが気づかぬうちに写し取られたような、くつろいだ何気ない姿である。年記のないこの一枚も、そうした素描のひとつだ。今はブルガリアの国立美術館にある。ドナウ川沿いの町ヴィディンに生まれ、若くしてこの国を離れた画家が、やがてパリでモンパルナスの王子と呼ばれるより、ずっと前のことだった。

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