
Juan Bautista Martínez del Mazo · PD
喪服姿の皇后マルガリータ・デ・アウストリア
作品情報
ストーリー
黒い衣裳は喪服である。父フェリペ4世が1665年9月に世を去り、マルガリータは翌1666年の暮れにスペインを離れてウィーンへ向かい、皇帝レオポルト1世に嫁いだ。絵はその十五か月のあいだに描かれたことになる。手がかりは画面の奥にもう一つある。弟のカルロス2世が金羊毛騎士団の頸飾を掛けており、彼がそれを授けられたのは1665年11月8日だから、画布はその日以降のものである。当時14歳。旅立つ前の姿をマドリードに残しておくために注文された肖像で、椅子の下に走る銘は後世の書き入れとされている。




