
Vincent van Gogh, Farm with Stacks of Peat, 1883. Wikimedia Commons. · PD
泥炭の山がある農場
作品情報
ストーリー
1883年の秋、ゴッホはオランダ北部のドレンテ州へ向かいました。人々が地面から泥炭を切り出し、乾かして燃料として売る、貧しく湿った土地です。9月11日に着き、ニューアムステルダムにあるスホルテ家の宿に部屋を借りて、そこから何時間も荒野を歩きました。この農家を描いたのは11月で、幅の広い筆を使い、色はその土地そのままの茶と濁った緑です。同じ家並みを弟テオへの手紙にもスケッチして、目の前にあるものを書き並べています。麦畑の淡い緑、枯れた草、積み上げた泥炭、とても明るい空。運河には泥炭や葦を積んだ舟が絶え間なく通っていました。この絵はおそらく、画商エルベルト・ヤン・ファン・ヴィッセリングへ送った荷の中に入っていました。沼地の孤独に耐えられたのは三か月ほどで、12月にゴッホは両親の家へ戻っています。




