
Vincent van Gogh, Farmhouse in Provence, 1888. Wikimedia Commons. · PD
プロヴァンスの農家
作品情報
ストーリー
1888年の初め、ファン・ゴッホは南フランスのアルルへ移り住んだ。南国の強い光と鮮やかな色が、自分の絵に活を入れてくれると期待してのことだった。この一枚は、その年の6月、麦の収穫のころに描かれている。黄色く乾いた大地に青い空、農家の門口には干し草が高く積み上がる。筆はいよいよ勢いを増し、補色をぶつけ合う色は飽和寸前まで濃い。それでも画面は自然から離れず、うねる絵肌が、彼が土や作物に感じ取っていた力を伝えている。この絵は《干し草の山のある農場の門》という別名でも呼ばれてきた。




