
Vincent van Gogh, Farming Village at Twilight, 1884. Wikimedia Commons. · PD
たそがれの農村
作品情報
ストーリー
これは色彩に向かう前のファン・ゴッホである。黄色もなく、渦巻く空もなく、ただ褐色のオランダの黄昏があるだけだ。1884年、彼はこれをニューネンで描いた。父がプロテスタントの牧師を務めていたこの村で、30代に入り絵を始めてまだ二年ほどのフィンセントは、農民を描く画家になろうと志していた。田舎の人々とその家を、敬愛するオランダの古い巨匠たちの暗い土の色で、正直に描き出そうとした。低い藁葺きの小屋が裸の木々のあいだ、牧草地のふちに並び、二つの小さな人影が、光の消えゆくなか干し草のそばに立っている。翌年、なおもニューネンで、なおもこの暗さのままに、彼は『じゃがいもを食べる人々』を描くことになる。




