
Lucas Cranach the Elder and workshop · PD
女性の肖像
作品情報
ストーリー
1530年ごろ、ルカス・クラーナハ(父)はヴィッテンベルクでドイツでも指折りの忙しい工房を切り盛りしていました。ザクセン選帝侯の宮廷画家であり、マルティン・ルターの親しい友でもあった彼は、まさに宗教改革のただなかで働いていました。この小さな板絵も、その工房から生まれたもので、師の素描をもとに弟子たちが仕上げたものです。肖像と呼んではいますが、おそらく実在の特定の女性を描いたものではありません。若い女性は暗い背景を背に四分の三の角度で立ち、模様の凝った衣装をまとい、当時の流行だった大きな羽根つきの帽子をかぶっています。この羽根帽子の美女という型は、クラーナハや他のドイツの画家たちの作品にくり返し現れます。高さわずか40センチほどのこの板絵は、フィレンツェのウフィツィ美術館に収められています。




