
Eugène Louis Boudin · PD
浜辺の人物たち
作品情報
ストーリー
1860年代のはじめ、ノルマンディー海岸のトルーヴィルは、パリの上流の人々が夏を過ごす海辺の保養地になりつつあった。ウジェーヌ・ブーダンがこの浜辺の避暑客を描きはじめたのは1862年の夏で、注文仕事で細々と食いつないでいた彼にとって新しい題材だった。
この小さな板絵でも、大きく広がったクリノリンのスカートの婦人たちが、砂の上に置いた椅子に腰かけて日傘を差している。服装はパリの大通りを歩くときとほとんど変わらない。1863年2月、結婚したばかりのブーダンは友人フェルディナン・マルタンへの手紙に、浜辺の「小さなご婦人たち」がとても好評で、金脈だと言う人までいると書いた。こうした浜辺の情景を、彼はその後30年以上描き続けることになる。
この作品は1986年、地元プロヴィデンスのメトカーフ夫妻の寄贈により、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館に収められた。




