
フィリッポ・ブルネレスキ
作品情報
ストーリー
1826年12月、フィレンツェ大聖堂の造営局は、大聖堂の南側に建てられたばかりの参事会員の館、パラッツォ・デイ・カノニチの壁龕に置く二体の座像を注文しました。そのひとつが、15世紀に大聖堂のクーポラを築いた建築家フィリッポ・ブルネレスキです。この石膏像は、その像のためにパンパローニが作った原型です。
顔の手がかりは大聖堂の中にありました。ブルネレスキの墓には、弟子であり養子でもあったブッジャーノが1446年ごろに彫った大理石の肖像があり、ここでの顔立ちはそれに倣っています。座った姿勢は、サン・ロレンツォ聖堂にあるミケランジェロのメディチ家墓廟の像から取られました。この二体以降、偉人を座像で表すことは19世紀の記念像でほとんど定番になります。
1830年6月に広場に据えられた大理石像では、ブルネレスキは自ら設計したクーポラのほうへ顔を上げています。

