
I, Sailko · CC-BY-SA-3.0
木桶に生けた花束
作品情報
ストーリー
「木桶に生けた花束」。ヤン・ブリューゲル(父)が亡くなった1625年の作です。彼はこの年の1月にコレラで世を去りました。柔らかな質感の描写から「ビロードのブリューゲル」と呼ばれた画家です。ここに集められた数十種の花は、実際には同時に咲きません。春の花も夏の花も一つの桶に収まっているのは、彼が大公アルブレヒトのブリュッセルの庭で何か月もかけて写生した草花を、一枚のなかで組み合わせているからです。花のあいだには20ほどの虫がひそんでいます。近づくと、花びらの上や葉のかげに、蝶や甲虫が見つかります。




