
ノルマンディーの花
作品情報
ストーリー
この花はノルマンディーの庭で切られたものである。ファンタン=ラトゥールは1876年に画家のヴィクトリア・デュブールと結婚し、以後は夏をオルヌ県にある妻の実家の田舎屋敷で過ごした。花の絵は庭が咲いているあいだの仕事で、残りの月は肖像やほかの制作にあてられた。画布にはFantin 87の署名があり、彼が51歳になる年にあたる。背の高いガラスの花瓶のわきに、薔薇が一輪だけ卓上に置かれている。アムステルダムではこの絵は長いあいだ「花の静物」というそっけない題で呼ばれていた。公共のコレクションに入ったのは1922年、ある収集家の遺贈による。




