
花、獲物と銃
作品情報
ストーリー
これは卓上に一挺の銃を置く。花束のかたわらに、仕留められた獲物と、それを撃ち落とした銃が横たわる。狩りの静物画にはおなじみの取り合わせである。こうした絵は、狩りをする家々の食堂や田舎の館に掛けられ、その日の獲物と、それを生んだ狩猟という営みを見せた。狩りは法で定められた貴族の特権であり、それゆえ鳥を並べた描かれた食料庫と上等な銃は、羽根や毛並みの観察であると同時に、身分の表明でもあった。メディチ家の庭を果実ごとに記録したことで知られるビンビは、ここではより古い狩猟画の伝統のなかで筆をとり、花にも獲物にも銃にも、等しい注意を注いでいる。



