装飾花瓶の花

装飾花瓶の花


作品情報

制作年
1672
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
62 × 47.5 cm

ストーリー

花束のいちばん上で、ヒマワリとケシが互いにはっきりと向き合っている。1670年代、この二つの花にはそれぞれ意味があった。太陽を追って向きを変えるヒマワリは、17世紀の文学で、何事においてもキリストに従う敬虔な信者のたとえとして用いられた。一方、光を避けるケシは闇や夜と結びつけられていた。マリア・ファン・オーステルウェイクは信心深いことで知られ、マウリッツハイス美術館は、彼女が意図なくこの二つを向かい合わせたとは考えにくいとしているが、決定的な解釈はまだ見つかっていない。花束のほかの部分も風変わりだ。タイム、シャク、ヒエンソウ、ユキノシタの仲間、トリカブトといった、絵にはめったに登場しない植物が描かれ、チューリップは一本もない。花瓶はプットー、山羊、ブドウの蔓の浮彫りで飾られ、蓋の上では小さな水浴のヴィーナスが、花を眺めているように見える向きに置かれている。葉の多くは年月とともに変色し、花束はかつての奥行きを大きく失ってしまった。

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