白の上の黒い形

Wassily Kandinsky · PD

白の上の黒い形


作品情報

制作年
1934
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
70.2 × 70.4 cm

ストーリー

1933年の暮れ、カンディンスキーはドイツを離れてパリに移り住みました。そこで彼を迎え入れたのが、美術誌『カイエ・ダール』の編集者クリスチャン・ゼルヴォスです。翌1934年の5月から6月にかけて、ゼルヴォスはドラゴン通りにある編集部を画廊に変え、カンディンスキーの各時代の作品を並べる展覧会を開きました。この絵はその年に描かれ、ゼルヴォスの妻イヴォンヌに献呈されています。バウハウス時代の円や鋭い角は影をひそめ、柔らかく、生き物のような形が画面を満たしています。所蔵館は、細胞や組織を拡大した写真との関わりを指摘しています。ゼルヴォス自身は、この作品を「極度の簡潔さ」への回帰と呼び、充実した形の世界が渦に巻き込まれてひとつにまとまっていると書きました。夫妻のコレクションはブルゴーニュの町ヴェズレーに遺贈され、この絵は今もその名を冠した美術館に掛けられています。

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