
Frans Snyders · PD
キツネと猫
作品情報
ストーリー
野ウサギを仕留めたキツネが、首をめぐらせる。木の上では、幹の根もとに子を残してきたネコが、キツネに向かって毛を逆立てて威嚇している。まわりにはサル一匹、リス二匹、オコジョ二匹。1857年のプラド美術館目録は、この場面をほぼそのまま書き留めている。美術館はこの絵を寓話の類に入れており、策を山ほど持つキツネと、木に登るという策ひとつしか知らないネコの話にあたる。作者が誰かについて、宮廷はついに落ち着かなかった。1772年のブエン・レティーロ目録はペドロ・デ・ボスの作とする。1794年、書記は名を「スネイレス」と綴った。1814年にはまたデ・ボスに戻り、1850年代の美術館目録ではスネイデルスになる。プラドは制作年を16〜17世紀とだけ記し、この絵を収蔵庫に置いている。画面右下には黒で F. Snyders の文字があるが、署名ではなく銘記として登録されている。




