
John Singer Sargent · PD
チャールズ・J・ペイン将軍
作品情報
ストーリー
チャールズ・ジャクソン・ペインは、サージェントに描かれたとき70歳前後で、画面の左上には1904年の年記があります。暗い色の背広を着たこの物静かな人物には、まったく異なる二つの経歴がありました。南北戦争では合衆国有色人種部隊の連隊からなる師団を率い、1864年9月、リッチモンド近郊のニューマーケット・ハイツの攻撃のあと、師団の黒人兵14人が名誉勲章を受けています。それから20年ほどのち、彼はアメリカで最も成功したヨットマンになりました。イギリスの挑戦者たちが三年続けて、1851年からアメリカのヨットが守ってきたアメリカズカップを奪いに来ましたが、そのたびに防衛艇となったのは、ペインが資金を出し、ボストンのエドワード・バージェスが設計した船でした。1885年のピューリタン、1886年のメイフラワー、1887年のヴォランティアで、三隻とも勝ちました。サージェントは彼を椅子に座らせ、手を組ませ、白い口ひげと禿げた頭を暗い背景から浮かび上がらせています。肖像はボストン郊外ウェストンのペインの家に、1916年に彼が亡くなるまで掛けられ、1954年に遺族が美術館に寄贈しました。




