
William-Adolphe Bouguereau · PD
粥を食べる少女
作品情報
ストーリー
ルーベン・スプリンガーはシンシナティの実業家で、半ば引退してからはたびたびヨーロッパを訪れ、絵画を持ち帰っていました。1878年に開館した市のミュージック・ホールの建設費の多くを負担し、できて間もないシンシナティ美術館にも資金を援助しています。1884年12月に彼が亡くなると、その絵画は美術館に遺贈されました。十年前にフランスで描かれたこの作品も、そのなかの一点です。木の腰掛けに座った田舎の少女が、白いブラウスに黒っぽい胴着をつけ、粥の入った素焼きの器を両手に持って、肩越しにこちらを振り返っています。美術館の修復家が黄ばんだ古いニスを取り除いたとき、少女の顔には少し汚れが残りました。その汚れは、ブグロー自身が絵筆で描いたものでした。




