
笛を持つ少女
作品情報
ストーリー
この小さな板絵は、1942年にワシントン・ナショナル・ギャラリーに入ったとき、フェルメールの作品として迎えられました。ただ、1950年頃にはすでに疑う研究者が現れています。2022年、ギャラリーの学芸員、修復家、科学者のチームが二年をかけて絵具の分析と画像調査を行い、フェルメール本人は描いていないと結論しました。表示は「ヨハネス・フェルメールの工房」に改められています。描いたのは、フェルメールの制作の手順を一つずつなぞりながら、それを粗く再現した人物だと考えられています。
その成果は同じ年の秋、展覧会「フェルメールの秘密」で公開され、この絵は館のほかのフェルメール作品や、20世紀の贋作二点と並べて展示されました。
アムステルダム国立美術館はこの結論に同意せず、2023年の大規模なフェルメール展で、この絵をフェルメールの作品として展示しました。
