
Isaac Levitan · PD
黄金の秋
作品情報
ストーリー
レヴィタンといえば、ロシアの憂いを描く画家だ。灰色の空、消えていく夕暮れ。ところが1895年の秋、トヴェリ県のゴルカという領地で、彼はまったく違うものを描いた。よく晴れた明るい一日である。細い白樺が黄金色の葉をつけて小川のほとりに立ち、水は濃い青となって右へ流れ、草はまだ緑だ。秋のいちばん澄んだ時間だといえる。モスクワの大収集家パーヴェル・トレチャコフは、同じ年にこの絵を買い取った。このときレヴィタンは35歳。こんな秋をあと五度しか見られなかった。




